自分を見直す

 大変お久しぶりになってしまいました。申し訳ありません。忙しそうですねと言われないようにスマートに動きたいのですが、バタバタと遠くからでも足音が聞こえるくらいに忙しいオーラをはなっていたようです。いけませんね。心にゆとりがなかった証拠ですね。

 今回は自分を見直すというのをテーマに考えてみましょう。

 よく病状が何年も、何も変わらないという訴えを耳にします。おひさまが訪問看護で支援していく場合、変わらない現状のお話しをいくら傾聴したとしても、結局変わらないという結果を招きます。それでは支援の意味がありません。では何から行いましょうか?

 体と心の不調には原因があります。人間が生きていく上で最低限必要な部分。まず「食べること。」「眠る事」そして疾患のある皆さんには「服薬」この3つを整えることが、現状を変え、心を変えるきっかけになることが多くあります。

 ではまず食べることです。どうしてもうつがひどい場合は、食べる気力もなく、味覚すら異常をきたしたりします。だからと言って、何も食べず点滴。ジュース、おかし、パンだけではやはり回復に必要なエネルギーには遠くなります。1食で良いですから、米、卵、野菜を何か摂ろうとする努力は必要となります。こだわりという面から、いつも同じ物しか食べない。これもよくありません。サプリメントで栄養を摂っている!と自慢してはいけません。サプリメントは決してメインにはなりません。あくまでも栄養補助食品。栄養を摂ったうえで、サプリメントで補うことが理想なのです。一時的でも構いません。栄養の計算された宅配弁当を1ヵ月あるいはヘルパーさんの導入で手伝ってもらうのも良いでしょう。

 二つ目の眠る事。これは大変難しい問題です。理想は夜中(2:00~4:00)は寝ているです。眠る前の行動が悪い方々がいます。眠剤を飲んでから何かを始めてしまう。特にパソコン、ゲーム、友人と電話。これはだめよ~だめだめです。(^_^;)眠剤には睡眠を促す効能があるお薬があり、促されてるのに目を覚ます行動は眠れないという状態をひきおこします。眠剤飲んでも眠れない~そりゃ当たり前なんですよ。

 昼間運動してもものすごく動いても、脳が起きてて眠れない!これは躁が強く出ている時におこっています。この場合は、昼間の過ごし方に問題があります。疲れりゃ寝るだろう。とんでもない!躁の時は無敵です。大切なのは昼間なるべくまったり過ごす努力です。いろんな所に行かない。行っても1か所!と話をします。睡眠は3時間1日の中でとれたら良しとして下さいと言います。時がたつとだんだんと眠れるようになります。時が経つのを上手に待ちましょう。

 三つ目は服薬です。眠れないを引き起こしている原因に、眠剤の多量服用がよくあります。先生に言われた量よりたくさん飲んでいませんか?「眠れないから眠剤をたくさん飲んで寝ました。」これを続けていると結果眠れなくなります。眠剤は眠ることができるお薬ですが、副作用は不眠です。ようするに、過剰に飲むと副作用が強く出て眠れないという状況を招く場合があるのです。とてもとても強い眠剤をたくさん飲んでる方がいました。もちろん昼寝なんてできません。たくさん飲んでも朝方3時間寝るのがやっとでした。今は本当に努力され私たちと一緒に克服し、とってもゆるい眠剤で何時間も眠れるようになり、昼寝をお薬なしですることも可能になりました。

 精神のお薬は1日の容量を守ることはとても大切です。安定剤の副作用は不安がでること。ようするに落ち着かないのです。ODをしている皆さんは何も良いことはありません。薬は効いた方が自分にとって楽ですよ。

 今回自分を見直すをテーマに話しました。何か一つでもあてはまる事がある場合、変えましょう。きっと状況が変わります。ではまた(^o^)丿