皆さんいかがお過ごしでしょうか。訪問看護ステーションおひさまも10年目を超えました。今まで多くの利用者様と出会い別れ巣立ち、さまざまな事がありました。

 10年ひと昔と言いますが、私にとってはあっという間の10年でした。この仕事をして、多くの利用者様たちと切磋琢磨しながら、私が確信していること。それは『人は必ず変われる』ということです。今まで人との関わりがうまくいかなかった。仕事に就くことが出来なかった。彼氏なんて一生出来ないと思っていました。様々な出来ないと思ってきた人生も、関わりによって大きく変わる事が出来るのだと。みんな自分の中に出来る力を持っているんだと。

30歳までには死にます宣言を聞いていましたが、もっと生きることを選び、今まで自分が出来なかったことで、やりたかったことを一つずつ実現しています。そんな前向きな姿に私が勇気づけられます。今の自分を少しでも許し、好きになれなくてもしょうがないか、くらいに考えることが出来たら、だんだん人生が変化するかもしれません。

 これからも多くの出会いがあるでしょう。読んでくださっている皆さんといつか出会えることを・・・。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?夏の暑さも気がつくとゆるくなっていました。季節を感じられる時間は思っているよりも短いのかもしれませんね。

 今回は、「苦しむとは」をテーマにお話しようとおもいます。

人はどんなことに苦しみを感じるでしょうか?体に痛みがあれば、痛みの苦しみがあり、大切な人を亡くせば、別れの苦しみを味わうことになります。

 さて、普段の生活において、私たちは様々な悩みを抱えて苦しむことがあるのではないでしょうか。

例えば、友人とケンカしてしまった。という場合。頭の中は、友人との様々な今後起こりえる状況を思い描き、悩み苦しむ事になります。例えば、お金を使いすぎてしまった。となれば、これから食べていけるだろうか?生活していけるだろうか?と悩むことになります。

 すべての悩みとはいいませんが、これらの悩み苦しみには共通点があります。

それは「人は未来に悩み苦しむ」ということです。友人とのケンカであれば、実際聞いたり行われたわけではないのに、夜中もんもんと、違う友人に悪口言ってたらどうしよう。とか、さまざまな想像と妄想に苦しむことになります。

 実は寝ないで悩み、夜中に明日以降の対策をいくらたてても、実際にはそうならない。ということに気がつく必要があります。利用者さんに良くいうのは、夜中に考えた事は否定的なことばかり。明るくなってから考えなさいと。夜中にラインで文句や悪口を送信しないこと。なぜなら朝になり読み返したときに、なんでこんな事書いているんだろうと、後悔することの方が、圧倒的に多いと。

 結論、あなたの悩みは、起こりもしない未来の事について悩み苦しんでいませんか?「未来は今考えても、誰も正しい答えはわからない」からこそ、その時その場の状況になってから、その時対応すれば良いのであって、考え、言おうとする事等を準備しておくことはほとんど無駄ということに気がつく必要があります。

 起こりもしない未来に苦しむ事は、苦しみを増やすだけ。辛いだけです。少しでも苦しむ事をなくすためにも、夜中はいろいろ想像、妄想せず、「とにかく今日は寝る!」が1番であるということ。を苦しんでいる皆さんが少しでも実践して頂けたらと思います。

寒かったり、暑かったり落ち着かない気温も、やっと安定してきたかなと感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしですか?今年はゴールデンウィークが10日間!正直おひさまとしては、利用者の皆さんが病院がお休みで困ったり、世間が騒がしい日が長く続く事は望んでいない状況です。

 今回は、テレビを見ていて感じた事をお話しようと思っています。朝5時台。ひょっとテレビをつけると、NHKでマルクスの哲学論の話しをしていました。哲学なんて訳わからない(^_^;)と思ってましたが、なかなかわかりやすく、なるほどと納得したのでぜひ皆さんにも伝えようと。

 その話しの中では、こんな話しがありました。「他人は人の評価をする。だがその評価でその人の価値が決まるわけではない。」とマルクスは言うのだが、現代人はそこを理解せず苦しむという。つまり人は他人の評価で、あたかもそうであるかのように思い込むということがあるということなのです。

 伊集院さんが出ていてわかりやすい例を言っていた。「自分は☆4つと書いてある店に入り、食べて、ん?おいしいかな?と思っても☆4つだからおいしいんだろうと思う。逆に☆2つの店でおいしいこれ。と思っても、本当においしいのかどうか疑問がおこる。」これが評価によって価値が左右されることなんですねと言っていた。マルクスが言うのは、他人はいろいろと人の評価はするが、それは本人の価値とは別のものであり、本人の価値は自分自身が決めるものと言うことである。人の評価で自分の価値を決めてはいけないと言っていた。

 なるほど。いまは情報があふれ、悪いことも良いこともわかりにくい世の中になりつつある今、皆さん自身の価値は、決して周りが決める事でもなく、作り上げられるものでもないということ。人の噂話で皆さんの価値を自身で下げないように、自分らしく生きていきましょう。

 

 春の風が心地よく感じられる様になってきた今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 春は新たなスタートをきりやすい季節でもあります。かといって、病気と闘っている皆さんが新たな事を始めるというのは、とても大変なことと思います。

 おひさまでは、毎年なんとか桜を見ましょう。と1年に1回でも外に出て、時の流れを肌で感じてもらっています。お花の力はとても大きく、香り、たくさんの花びら、木の幹からも何か感じてもらえるきっかけとなっています。

おひさまでも庭や事務所にお花を飾り、帰ってくるナース達が心癒やされています。小さな道ばたの花でも、一生懸命咲いている姿に、何かを感じるきっかけとなり、皆さんは少しでも微笑むことが出来たら良いなと思う今日この頃です。

 

 

暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか?

さてさてご無沙汰になってしまい申し訳ありません。何度か記入しては書き直したり、なかなか皆さんにうまく言葉にできないこともあり遅くなってしまいました。

 今回はバラの話しをしようと思います。この写真は事務所に咲いている黄色いバラです。うちのナースが丹精込めて世話しており、淡い色の小さなバラがいくつか咲いています。バラと聞いて皆さんのイメージはいかがでしょうか?「華やか」「凛とした」「高貴な」・・皆さん様々なイメージを持っていると思います。ただ、特別なイメージがあり、バラをとても身近で優しいイメージを持っている人は少ないのではないかと思います。なぜかを考えたとき、バラにはとげがある!を誰もが知っているからではないでしょうか?

 ではなぜバラにはとげがあるのでしょうか?バラのとげは芽が出たときから要するに赤ちゃんのときからとげがあります。このとげは身を守るためのものではなく、ばらにとっては服みたいな物で、小さいときはこのとげ服により、茎が折れにくくなっているだけのものであり、とげをとればずっと傷となって残り折れやすくなるそうです。触るととげがあるので、人が勝手にとげに触り痛がるだけで、バラは人をさしてやろうというような、攻撃的な思いは全くありませんでした。

 人もバラも一緒だなと感じています。バラはとげのある服を着ているだけで、嫌がられるイメージを作られてしまうのです。これが人の偏見と同じです。障害を持っている皆さんは、持っているだけで間違ったイメージで辛い思いをされた事もあると思います。

 精神の病のイメージは現在脳の病気である。と言われる時代にはなってきましたが、今までのイメージとして怖いと誤解を受けることがあるでしょう。バラを知っている虫たちは、とげは危険な物ではないと知っているため、遠慮無くバラにくっつくそうです。

 いかがでしょうか。バラの思いがちょっとだけわかってもらえましたか?本来の自分をわかって欲しい!個性的な服なだけです!を理解した訪問看護を、おひさまは目指し、日々努力していきます。

 でも、ちまたのとげとげ服(スタッド付き)を着ている人を見たら、バラ人発見!って思う私もいるかもしれません(^^)

 

皆様ご無沙汰しておりました。梅雨の季節となりました。いかがお過ごしでしょうか?

梅の実がなっている様子を近所でみかけるようになりました。夏に向かっているんだなと感じています。

最近友人とこんな会話がありました。「『あんばい』って意味わかる?どんな漢字書く?」皆さんいかがでしょうか。言葉は聞いたことある人も多いでしょうが、漢字は出てこない人も多いのでは?雑学好きな方はご存じかと思います。あんばい。すなわち「塩梅」と書きます。えんばいと元々は読むらしいのですが、意味としてはこのような感じです。

(1)料理の味加減。

(2)物事の具合。調子。加減。

(3)からだの具合。健康状態。

塩梅は体の具合も意味する言葉とされています。「良い塩梅」を目指す事は、この梅雨時期の皆さんの体調にとって、とても大切なのです。梅雨時期は活発に動いて元気、元気!と言うよりも、体調維持、鬱っぽくなりがちな今は、時が過ぎるのを待つ。といった感じではないでしょうか。良い塩梅は、良いバランスを保つことです。今こそしっかり栄養のある食事。ぐっすり睡眠。適度な運動を心がけ、皆さんが良い塩梅でいられることを、心から願っています。