バラにとげがある理由

暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか?

さてさてご無沙汰になってしまい申し訳ありません。何度か記入しては書き直したり、なかなか皆さんにうまく言葉にできないこともあり遅くなってしまいました。

 今回はバラの話しをしようと思います。この写真は事務所に咲いている黄色いバラです。うちのナースが丹精込めて世話しており、淡い色の小さなバラがいくつか咲いています。バラと聞いて皆さんのイメージはいかがでしょうか?「華やか」「凛とした」「高貴な」・・皆さん様々なイメージを持っていると思います。ただ、特別なイメージがあり、バラをとても身近で優しいイメージを持っている人は少ないのではないかと思います。なぜかを考えたとき、バラにはとげがある!を誰もが知っているからではないでしょうか?

 ではなぜバラにはとげがあるのでしょうか?バラのとげは芽が出たときから要するに赤ちゃんのときからとげがあります。このとげは身を守るためのものではなく、ばらにとっては服みたいな物で、小さいときはこのとげ服により、茎が折れにくくなっているだけのものであり、とげをとればずっと傷となって残り折れやすくなるそうです。触るととげがあるので、人が勝手にとげに触り痛がるだけで、バラは人をさしてやろうというような、攻撃的な思いは全くありませんでした。

 人もバラも一緒だなと感じています。バラはとげのある服を着ているだけで、嫌がられるイメージを作られてしまうのです。これが人の偏見と同じです。障害を持っている皆さんは、持っているだけで間違ったイメージで辛い思いをされた事もあると思います。

 精神の病のイメージは現在脳の病気である。と言われる時代にはなってきましたが、今までのイメージとして怖いと誤解を受けることがあるでしょう。バラを知っている虫たちは、とげは危険な物ではないと知っているため、遠慮無くバラにくっつくそうです。

 いかがでしょうか。バラの思いがちょっとだけわかってもらえましたか?本来の自分をわかって欲しい!個性的な服なだけです!を理解した訪問看護を、おひさまは目指し、日々努力していきます。

 でも、ちまたのとげとげ服(スタッド付き)を着ている人を見たら、バラ人発見!って思う私もいるかもしれません(^^)